ED治療 ⇒ EDの疑問に答える
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初めての人だと上手く行かない | EDでもマスは可能か |
朝立ちとの関連 | うつ病との関連 |
ED治療薬の使い方 | ED治療薬が効かない |
手術は必要か |
疑問1 : 初めての人だと性交渉が上手く行きません
◆ 過度な刺激や興奮は逆効果、決してEDでは無い
EDになるとパートナーとは刺激が無く、コトが出来ないですか? いいえ逆です。
男性の場合、初めての相手だと刺激が強いので興奮してコトも上手く行く。
それに対して、長年付き合っている相手だとマンネリ化して刺激が少なくて上手く
行かない・・・。
一般的にはその様に考えられている様ですが、この法則は当てはまりません。
緊張を強いられる場面や刺激が強いケースは、つまりは交感神経優位な状況です。
この様な交感神経が活性化している時は男性は立つ事が難しい状態です。
ED治療したって、そういう場面で立つのは大変困難です。それが哺乳類です。
◆ EDの人の場合は気心の知れた相手の方が良い
従ってEDの人は始めての相手だと失敗しやすく、長年付き合っている相手の方がリラックスして上手く行く場合が多いと言えます。
これは哺乳類の特長の1つです。心配要りません。ED治療は待った方が良いです。
逆に言えば、長年付き合っている人との性的なコミュニケーションは、心身をリラックスさせる効果があり上手く行く事が多いと言う事です。
男性が立つのは、興奮や緊張状態では無くて、心身がリラックスした状態なのです。
【 緊張や刺激はED治療の敵 】
一般的なイメージ | ||
初めての相手だと、刺激が強いので性交渉も上手く行く。気心の知れた相手だとマンネリ化して上手く行かない | ||
EDの人は | ||
緊張や刺激が強いと、交感神経が活性化していて勃起しにくい |
疑問2 : EDでもマスは出来るのですか?
◆ マスは相手が要らないので交感神経が異常活性化しない
マスができるからEDでは無いと思うけど? いいえ、そうとは言えません。
ED治療要否の指標にはなりません。
性交渉は、自分以外の誰かを必要とする行為です。
人は誰でも、他人と一緒にいると、それがどれだけ親しい人であっても多少は緊張するものです。
緊張した状態では交感神経が活性化してくるので、男性人は勃起するのが難しく
なります。これだけでED治療の要否は判断できません。
◆ 自分1人で行う行為はリラックスしている
一方マスは自分1人で行う行為で他人を必要としない行為です。従って、他人と一緒にいる時の様な緊張を
強いられる事も有りません。
この様な心身がリラックスした状態では、副交感神経優位の状態にあり勃起のメカニズムが上手く機能
しやすくなります。
EDの人で有ってもマスの時には勃起できるというケースがしばしば見られるのはその為です。
つまり、マスが出来るかどうかという事はED治療の指標にはなりません。
【 EDの人もリラックスした状態では勃起しやすい 】
マスの場合 | 性交渉の場合 | |
相手がいない | 相手がいる | |
リラックス=副交感神経 | 緊張状態=交感神経 | |
勃起しやすい | 勃起しにくい | |
EDの人でもマスでは勃起できる |
疑問3 : 朝立ちとEDは関連しますか?
◆ ED治療が必要な最初の目安は「朝立ち」しない事
朝立ちしないのはED治療必要ですか? はい、可能性が高いです。
結論から先に言うと、朝立ちしないのはED治療が必要な最初の目安です。
睡眠時には浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」を一定の周期で繰り返しています。
健康な男性はレム睡眠中に勃起している事が多く、平均して1晩で8回程度勃起しています。
従って、男性は睡眠中の何度も勃起している事になります。
その最後の目覚める直前の起こったものが、「朝立ち」です。
睡眠中に起こる勃起は、性的な夢や興奮とは一切無関係な生物学的現象です。
しかしEDになると、勃起する力が衰えているため、この生物学的現象が起きにくくなります。
朝立ちが無いのが、ED治療に踏み切る目安と言われるのはその為です。
◆ 逆に、朝立ちが有ればED治療は不要
逆に言えば、シッカリ朝立ちしているのに、コトが上手く行かない事が多いとすれば、その原因は、身体にあるのでは無くでメンタル面の可能性が高いと言えます。
つまり、一時的なものでEDでは無いので、特にED治療の必要はなく、相手になれる事や緊張が無くなれば
自然と回復します。
【 朝立ちとED治療の関係 】
疑問4 : うつ病と関係すると聞きましたが・・・
◆ EDとうつ病は、原因が同じものだからED治療で改善可能
うつ病とED治療は関係が有ると聞きましたが本当ですか? はい、本当です。
うつ病とEDは一見無関係の様に見えますが、実際には密接な関係があります。
EDの原因であるストレスは、そのまま、うつ病の原因にもなります。
アメリカではED患者の約10%がうつ病であると言うデータが報告されています。
なので、ED治療すればうつ病も改善します。
◆ EDとうつ病の原因は2つのストレスです
悩み事などの社会的ストレスと、活性酸素による身体的ストレスの2つのストレスです。
社会的ストレスが高まり交感神経が活性化して緊張状態が続くと、人間は防御反応として逃避を試みる
様になります。その逃避行動の1つが、うつ病です。
一方、活性酸素による身体的ストレスが高まると、血管の健康に必要なNO(一酸化窒素)が減少します。
NOの減少によって、脳のニューロンの情報処理スピードが遅くなります。
これも、うつ病の原因の1つと言われています。
実際にうつ病で処方される抗うつ剤には、一酸化窒素(NO)の産生量を増やす働きがあり、ED治療の役目
と共通しています。
うつ病とEDの原因は実際、同じものです。
原因が同じなのでどちらもED治療で改善します。
【 うつ病とEDの関係 】
うつ病の仕組み | ||
酸化ストレスが高まる | 社会的ストレスが高まる | |
NOが減る | 交感神経活性化 | |
脳の処理速度が低下 | 無意識の逃避行動 | |
うつ病になる |
疑問5 : ED治療薬の使い方を教えて下さい
◆ ED治療薬は服用後30分で効果が出ると考える
バイアグラ、レビトラ、シアリスの3種のED治療薬は飲んでから10〜15分程度で効果が
表れるといわれています。
しかし、薬が効くまでの時間には個人差が有るため、飲んでから30分で効果が出ると
考えて置けば間違い有りません。
しかし、コトに至るまでのどの場面でED治療薬を飲めば良いかは悩ましい問題です。
バイアグラは食事の影響を受ける為、食事とコトの時間を空ける必要があり、シチュエーション作りや
運び方が厄介です。
また、バイアグラとレビトラの効果持続時間は4時間なので、早く飲み過ぎると肝心な時に効果が
切れてしまう事になり、常に時間計算しなくてはならず大変面倒です。
◆ ED治療薬の持続時間に合わせる
一方、シアリスは効果持続時間が36時間とED治療薬の中で最も長い為、ベッドインまで後何時間か?
といった事で、一切悩まなくて済む利点があります。
これらを考慮して、各人のシチュエーションに合わせてED治療薬を使い分けるか、しっかり時間計算
するか、のどちらかになります。
これを考慮すれば最も効果的な服用タイミングを間違える事は余り無いと言えます。
中には時間計算とシチュエーションの運び方にこそ醍醐味があると言うツワモノもいる様です。
【 シアリスはED治療薬中で最長の持続時間 】
疑問6 : ED治療薬の効き目が悪いのですが
◆ ED治療薬が効かない場合は、量を増やして見る
ED治療薬でも効果が薄い時はどうしたら良いですか?
ED治療薬が効かない場合は、量を増やすのが選択肢の1つです。
また、少量を継続的に飲む事で、徐々に改善するケースもしばしばあります。
さらに、ED治療薬を男性ホルモン(テストステロン)と同時に投与することで、改善する
場合もあります。
テストステロンには、活性酸素の働きを抑える作用、NOを増やす作用、サイクリックGMPを直接増やす作用
が有ります。
いずれもEDに関係するものばかりです。
テストステロンが多ければEDになりにくいと言えます。
◆ ED治療薬と他を併用すると改善するケースも有る
テストステロンは加齢と共に減少して行きますので、それを外部から補い、同時にED治療薬を服用する事で重度のEDも改善する可能性が高くなります。
高血圧の薬やコレステロールの薬と併用して重度EDが改善した例も有ります。
ケースも有ります。
他にも方法は幾つか有りますので、泌尿器科の先生に相談するのが近道の方法です。
【 ED治療薬が効かない場合は男性ホルモン同時投与が有効 】
ED治療薬が効かない場合の対策 |
@服用する量を増やす A少量を継続的に服用する B男性ホルモンを同時に服用する C高血圧の薬やコレステロールの薬を同時に服用する |
疑問7 : EDで手術をする必要はありますか?
◆ ED治療で手術するケースは極めて稀。ほぼ服薬で治る
ED治療で外科手術が要りますか? いいえ、手術は極めて稀なケースです。
大多数のEDはED治療薬の服用やその他の薬の服用によって、改善されます。
しかし、動脈(陰茎動脈)と静脈が毛細血管を介さずに直接繋がってしまっている場合や
何らかの原因で動脈が極端に細くなってしまっている場合など、血管に重篤なトラブルがEDの原因になっているケースでは、外科手術が必要になります。
同じように、外傷によって血管の機能が損傷していたり、外からの圧迫などによって血管に異常が生じたりして
いる場合にも外科手術を要します。
こういうケースは極めて稀なのですが、専門医の診察と検査によって診断することが可能です。
例えば、骨盤(恥骨や尾骨、仙骨)のケガをした事など身に覚えの有る方は、専門医に相談する事を
お奨めします。
この様な特殊なケース以外には、通常はEDの治療に外科手術を行うことは有りません。
EDは服薬によって治る病気なので、血管の重大な異常や損傷が無い限り、外科手術を行う事は有りません。
【 ED治療で手術は極めて稀なケース 】
ED治療で外科手術な必要なケース |
@動脈と静脈が直接繋がっている A陰茎深動脈が極端に細くなっている B外傷によって血管機能が損傷している C外部からの圧迫で血管に異常が起きている |
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