誤解の数々 ←|→ EDを起こす直接原因
■ EDを引き起こす病気(動脈硬化症)
EDの原因の中で最も多いのが、中年以降で起こる動脈硬化です。
動脈硬化が血液の流れを阻害するのが原因です。
心臓の栄養を送る冠状動脈がこの様な状態になったものが心筋梗塞で、脳血管で同じ事が起これば脳梗塞となります。
動脈硬化が陰茎の血管で起これば、当然ながらそこには血液が流れ込みにくくなり勃起不全(ED)に陥ります。
動脈硬化は、高脂肪の食物、高血圧、運動不足、喫煙などで起こる事が多いので、EDを避けるには注意する必要が有ります。
■ EDを引き起こす病気(高血圧症)
高血圧は、血管が弾力を失う事によって、血管内の圧力が高くなった状態のことです。
高血圧によって、血管の内壁に傷が付くと、そこに血小板やコレステロールがたまり易くなり、動脈硬化を招くことになります。
また、高血圧の状態を放置しておくと、陰茎動脈が障害を受けて柔軟さを失い、血液が流れ込みにくくなりEDの原因となります。
■ EDを引き起こす病気(糖尿病)
一般に糖尿病の人はEDになり易く、1/2から1/3がEDであると考えられています。
理由は陰茎を刺激する神経と、陰茎の動脈の両方にダメージを与えるからです。
糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの不足によって起こる高血糖状態を基本とする代謝疾患です。
インスリン依存型と非依存型の2タイプが有ります。
依存型はウィルス感染などによって膵臓の機能の低下で発症するもので、食生活や年齢とは無関係です。
非依存型は、過食、肥満、ストレス、運動不足など不規則な生活の繰り返して発症します。
糖尿病の90%は非依存型です。
■ EDを引き起こす病気(薬の服用)
病気の治療で使用している薬によっては、EDの原因となる場合があります。
たとえば、抗精神的疾患薬や抗神経学的疾患薬などの病気が挙げられます。
これら薬は、神経作用に影響を及ぼして、交感神経系と副交感神経系のバランスを崩す事があります。